街を歩いていると、オフィスビルの周りや公園の緑がいつもきれいに整えられているのに気づいた経験はありませんか?「緑があると癒やされるな」と感じるその裏には、植物を専門に管理するプロの仕事があります。
今回は、そんな緑の空間を守り育てる「植栽管理」の仕事内容や一日の流れ、気になるやりがいや大変な部分まで紹介します。これからこの仕事に挑戦してみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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植栽管理とは?
植栽(しょくさい)管理とは、オフィスビルやマンション、商業施設などの敷地内にある緑地を整え、年間を通して美しい景観を保つための管理サービスのことです。植物を植えるだけでなく、植物が健全に育つように剪定や草刈り、施肥、植え替えなどを定期的に行うのが特徴です。
管理の対象となる場所は幅広く、以下の緑地管理が必要なあらゆる場所で働きます。
- オフィスビルの中庭やエントランス
- 商業施設の外構部分
- 公共施設やホテルの庭園
- 公園
植物は放置すれば荒れてしまうからこそ、植栽管理は環境のみならず、景観を保つためにも不可欠な仕事です。いわば、訪れる人に安らぎを与える「快適な空間」を維持する役割なわけです。
では、植栽管理では実際にどのような仕事を行うのでしょうか。
植栽管理の主な仕事内容

植栽管理の主な仕事内容は、以下のとおりです。
植栽管理の主な仕事内容
・樹木の剪定・刈り込み・手入れ
・施肥・水やり
・病害虫防除・薬剤散布
・除草・草刈り・清掃
・花壇や植え込みの植え替え
・土壌改良や肥料の施肥
・植栽計画・補植
樹木の剪定・刈り込み・手入れ
樹木の剪定は伸びすぎた枝や葉を切り落とし、樹木の美しい形を整えたり、大きさを適切なサイズに維持したりする仕事です。見た目を良くするだけではなく、混み合った枝を透かして風通しや日当たりを良くする目的もあります。
樹木は自然に育つものの、枝葉はときに病気や害虫の発生源となりますので植栽管理で正常に育つように整えなければなりません。また、樹種や季節によって適切な切り方は異なるため、植物ごとの特性を理解しながら「いい感じに整える」腕の見せ所でもあります。
施肥・水やり
植物が元気に育つためには人間と同じように栄養と水分が欠かせませんので、施肥・水やりも植栽管理の仕事に含まれます。施肥(せひ)とは肥料を与える作業のことで、植物の生長サイクルに合わせて必要な時期に適切な種類の肥料を土に混ぜ込んだり、撒いたりします。
水やりも大切な仕事で、なかでも雨が少ない夏場や植え付け直後の時期には、土の乾き具合を見極めながら水を与えなければなりません。自動散水装置がある現場なら、設定や点検を行うのも管理の一部です。
病害虫防除・薬剤散布
植栽管理の仕事内容には、美しい緑を維持するために植物を病気や害虫から守る作業も欠かせません。季節や気候によって発生しやすい害虫や病気は異なりますし、定期的に見回りを行い葉の色や裏側などをチェックして早期発見に努める現場もあります。
もし害虫が発生してしまった場合や、予防が必要な時期には、適切な薬剤を選んで散布を行います。植物の健康を守る大切な役割であり、これまで培ってきた知識を十分に発揮できる仕事です。
除草・草刈り・清掃
植栽エリアの美観を保つうえで、雑草の処理は避けて通れない地道な「除草・草刈り・清掃」も仕事です。雑草は見た目が悪いだけでなく、メインの植栽の栄養を奪ったり、害虫の温床になったりする恐れがあります。
そのため、定期的に草刈り機を使ったり、手作業で草を抜いたりして、常にすっきりとした状態をキープします。剪定した枝葉の片付けや、落ち葉の清掃なども日常的に行い、エリア全体を清潔に保つのも仕事内容に含まれます。
花壇や植え込みの植え替え
植栽管理の仕事内容には、季節ごとの彩りを演出するために、花壇やプランターの花苗を植え替える作業も含みます。春にはパンジーやチューリップ、夏にはマリーゴールドなど、その時期に見頃を迎える花を選んで配置するといった具合です。
色の組み合わせや高低差を考えながらデザインできれば、訪れる人に楽しんでもらえる空間を作り上げる楽しさを味わえます。もちろん、枯れてしまった花を摘み取る「花がら摘み」といったメンテナンスも仕事の1つです。
土壌改良や肥料の施肥
植栽管理には、植物が根を張る「土」の状態を良くする仕事も内容に含まれます。土が固くなると根は呼吸できなくなりますし、水はけも悪くなるからです。そのため、土を耕して空気を含ませる作業を行います。
必要に応じて、腐葉土や堆肥などの有機物を混ぜ込んで、土壌のバランスを整える土壌改良を行う現場もあります。良い土作りは一朝一夕にはできませんが、長く管理を続けると何とも言い表せない達成感を味わえるのも醍醐味です。
植栽計画・補植
植栽管理では、長期的な視点で緑地全体をどう管理していくか、計画を立てるのも仕事内容の1つです。主に、樹木の成長スピードや将来の景観を予測し、数年単位での管理スケジュールを策定します。
残念ながら枯れてしまった樹木がある場合や、空いてしまったスペースがある場合には、新しい植物を植える「補植(ほしょく)」も行わなければなりません。ときにはクライアントの要望を聞きながら、予算の範囲内で最大限の効果を出せるよう提案を行うケースもあります。
次は、実際にこうした仕事内容を行う勤務先も紹介します。
植栽管理の人材として活躍できる主な勤務先
植栽管理の仕事内容からもわかるとおり、活躍できる主な勤務先は以下のように多岐にわたります。
植栽管理の主な勤務先
・マンション・オフィスビル
・公園・緑地施設
・ホテル・リゾート施設
・病院・学校等の公共施設
・ゴルフ場
・一般住宅・戸建住宅
・道路・高速道路の緑地
都市の景観から個人の邸宅まで、あらゆる生活空間が私たちの職場です。流行に左右されない安定した需要があるからこそ、将来への不安なく安心して『一生モノの技術』を磨いていけるのです。
ここからは、より植栽管理の人材として働くイメージを持ってもらうために全体の流れも紹介します。
植栽管理の仕事内容の主な流れ

植栽管理の仕事内容の主な流れは、以下のとおりです。
- 計画・準備
- 定期的な日常管理
- 季節ごとの主要作業
- 評価・記録
1. 計画・準備
植栽管理では、年間を通してどのような管理を行うか、しっかりとした計画を立てるのがスタート地点です。植栽エリアの特性(日当たり、土壌、植物の種類など)に基づき、年間の剪定、施肥、病害虫対策のスケジュールである「年間管理計画」を策定します。
現場に向かう前には、その日の仕事内容に必要な肥料や農薬、そして道具類(剪定ばさみ、高枝切りばさみ、草刈り機など)の準備と点検も欠かしません。準備不足は現場での作業効率を落とすだけでなく、事故の原因にもなるため、念入りに行っています。
2. 定期的な日常管理
策定した計画に基づき、担当する現場を巡回して植物の状態を見守るのが植栽管理の日常業務です。主な内容は、植物の生育状況は順調か、土壌が乾燥しすぎていないか、病害虫の兆候はないかなどのチェックです。
日常管理の時点で小さな変化に 気づければ、トラブルになる前に対処できます。落ち葉やゴミが落ちていれば清掃を行い、植物への「挨拶」のような気持ちで、現場を丁寧に観察し続ける経験がプロの眼を養います。
3. 季節ごとの主要作業
植栽管理の仕事は、日本の四季の変化と密接に関わっており、季節ごとにやるべき作業も異なります。主な季節ごとの仕事内容は、以下のとおりです。
| 時期 | 主要な作業内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 春 | 施肥、植え替え、病害虫初期防除 | 生育促進、土壌環境の改善、病害虫の蔓延予防 |
| 初夏 | 剪定(軽剪定)、芝刈り(頻繁に) | 樹形を整える、風通しを良くする |
| 夏 | 水やり(重点的に)、病害虫対策(頻繁に) | 乾燥対策、病害虫や熱中症から植物を守る |
| 秋 | 剪定(本剪定)、施肥、植え付け | 樹形を整え、越冬準備をする |
| 冬 | 寒肥(施肥)、冬囲い、落葉清掃 | 翌春に向けた栄養補給、寒さから植物を守る |
このように、春は植物が目覚める時期なので栄養を与え、夏は暑さ対策と雑草との戦い、秋は冬支度、冬は樹形を整える剪定といったようにメリハリがあります。この季節ごとのリズムを掴むまでが、一人前の技術者になるための第一歩です。
4. 評価・記録
植栽管理は作業が終わったらそれで完了ではなく、行った仕事内容をしっかりと記録に残します。例えば、以下のような仕事を詳細に日報や報告書にまとめるといった具合です。
- 実施した作業内容
- 使用した資材の量
- 観察された植物の状態(病害虫の発生状況など)
管理の記録は自分たちの作業を振り返るためだけでなく、クライアントへの報告資料としても有用です。今回の施策(剪定時期や農薬の効果など)を評価できれば、翌年以降の計画や今後の作業改善にも反映可能です。
気になる植栽管理の給料・年収
一般的な植栽管理や造園業の平均年収は、求人統計によるとおよそ453〜456万円ほどです(※1, 2)。また、アルバイトやパートとして働く場合の時給換算では、1,149円から1,604円程度が相場となります。
もちろん、いずれもあくまで平均的な数字ですので、経験の有無や働く地域によって実際の金額は変動します。最初は見習いとしてスタートしても、技術を磨いて資格を取得できれば着実に収入をアップできる夢のある仕事です。
植栽管理の仕事に資格は必要?

植栽管理の仕事をはじめるにあたって、最初から特別な資格が必須というわけではありません。未経験からスタートして、先輩に教わりながら技術を身につけていく人がほとんどの業界です。
ただ、実務経験を積みながら、以下のような国家資格を取得できれば仕事の幅が広がりキャリアアップにつながります。
植栽管理の主な資格
・造園施工管理技士
・造園技能士
・園芸装飾技能士
そのほか、樹木医などの民間資格も多数あり、専門性を高めるために取得する方もおられます。仕事内容によっては必須で取得しておきたい資格も異なるため、応募する前には事前に確認しておけると安心です。
私たち株式会社エスシーエスでは「快適空間を創造する会社として、従業員にも快適でありたい」という想いのもと、働くスタッフ1人ひとりが自分らしく、安心して働ける環境づくりに力を入れています。未経験の方も大歓迎ですので、もし私たちの仕事に興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にご応募ください!
植栽管理の仕事内容で求められる4つのスキル
植栽管理の仕事内容で求められるスキルは、以下の4つです。
植栽管理の仕事内容で求められるスキル
1. 植物の知識・育成スキル
2. 体力・持久力
3. コミュニケーション能力
4. 安全管理の意識
植物の知識・育成スキル
植栽管理のプロとして働く以上、植物に関する正しい知識は欠かせないスキルです。植物の名前や特徴を知るだけでなく、それぞれの生育サイクル、適切な剪定時期、好む土壌環境などを理解してください。
また、病気や害虫の種類を見わけ、適切な対処法を判断できる知識も現場では重宝します。自然相手の仕事なのでマニュアル通りにいかないケースもありますし、日々の観察と経験を通じて育成スキルを磨き続ける姿勢が何より大切です。
体力・持久力
植栽管理の仕事内容は基本的に屋外での作業となるため、一定の体力と持久力がある方に向いています。夏の暑い日差しの中や、冬の冷たい風が吹く中でも、剪定や草刈り、清掃などの身体を使う作業を続けなければなりません。
重い肥料袋を運んだり、脚立を使って高い場所の枝を切ったりする現場もあり、全身運動に近い側面もあります。ジムに通わなくても自然と体が鍛えられる一方で、無理をして体を壊しては元も子もありません。普段の生活から、可能な範囲で自己管理を徹底してください。
コミュニケーション能力
植栽管理は「植物相手の仕事だから黙々と作業すればいい」と思われやすいですが、実はコミュニケーション能力も求められます。現場では、ビルのオーナー様や利用者の方から「ご苦労様です」と声をかけられたり、植物について質問されたりするからです。
明るく丁寧な対応ができるとお客様からお喜びいただけますし、チームで仕事を進めるためのスタッフ同士の声掛けや連携にも欠かせません。無理にとはいいませんが、お客様の要望を正しく聞き取り、提案を行う際にも円滑なコミュニケーションスキルはあったほうが良いでしょう。
安全管理の意識
植栽管理の仕事内容を見てもらうとわかるとおり、刃物や機械、薬剤などは日常で取り扱います。例えば、剪定ばさみやチェンソー、草刈り機などは、使い方を誤ると自分自身だけでなく、周囲の人に怪我をさせてしまう危険性があります。
高所作業を行う際には、脚立の固定やヘルメットの着用など、落下事故を防ぐための対策を徹底しなければなりませんし、通行人が多い場所での作業では、カラーコーンで作業エリアを区画するなど、第三者への配慮も必要です。「事故を起こさない」という強い責任感を持ち、基本ルールを遵守できる人も長く活躍できる人材です。
植栽管理に向いている人の特徴

植栽管理に向いている人の代表的な特徴は、以下が挙げられます。
- 自然や植物が好き
- 細やかな作業が好き
- 観察力がある
- 体力と忍耐力がある
- 責任感がある
- 探求心がある
- 計画性がある
植物は言葉を話さないため、小さな変化に気づける観察力や、コツコツとした作業をいとわない性格の方が向いています。また、チームで動く現場もある点を踏まえれば、協調性や責任感も1つの持っておきたい素養です。
向いていない人の特徴
植栽管理に向いていない人の特徴は、以下が挙げられます。あくまでも一例ですので、当てはまっているから働けないという基準ではありません。
- 継続的な肉体労働や屋外作業が苦手
- 細かすぎる作業や地道な作業が不得手
- 植物の種類や育て方の違いに興味を持てない
- 長期的な計画性や責任感を持てない
- 手荒れや泥汚れは避けたい
屋外環境ならではの厳しさや、植物という生き物を扱う難しさにはどうしても直面してしまいます。オフィスワークのような空調の効いた部屋での仕事を希望する方や、汚れを極端に気にする方にはストレスが多いかもしれません。
植栽管理の仕事で実感できる4つのやりがい
植栽管理の仕事で実感できるやりがいは、以下のとおりです。
- 美しい景観を作り出せる
- 自然と触れ合える
- お客様から直接感謝される
- 四季の変化を感じられる
美しい景観を作り出せる
植栽管理を通じて荒れていた緑地が美しく蘇る瞬間は、何物にも代えがたいやりがいです。伸び放題だった枝を剪定して樹形が整ったり、雑草だらけだった地面がすっきりとしたりすると、目に見えて成果が分かります。
自らの管理した空間が、街の風景の一部として美しく機能しているのを見ると「やってよかったなぁ…」と今でもしみじみと感じています。また、「あそこのきれいな植え込みは自分が担当したんだ」と、家族や友人に自慢できるような仕事でもあるのは意外なメリットではないでしょうか。
自然と触れ合える
コンクリートジャングルといわれる都会のなかでも、常に土や緑といった自然に触れながら働けるのは植栽管理ならではの特権です。オフィスのデスクワークとは違い、太陽の光を浴び、風を感じながら体を動かす仕事は心身の健康にも良い影響を与えます。
言葉にするのは難しいですが、自分自身もエネルギーをもらえるような感覚です。ゆっくりできない現場もありますが、新芽が出たり、蕾が膨らんだりする様子を間近で見守るのが好きな方は毎日の仕事が楽しくなってくるはずです。
お客様から直接感謝される
植栽管理の作業中に、その場所を利用する方やオーナー様から「いつもきれいにしてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただくケースもよくあります。直接の感謝の言葉は、暑い日や寒い日の作業の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれるほどの不思議なパワーがありますよね。
ときには自分が手入れをした花壇を見て、通行人の方が「きれいね」と笑顔で写真を撮っている姿を見かける場面もあります。「だれかの役に立っている」という小さな実感かもしれませんが、日々の業務への責任感とやりがいをさらに強くしてくれます。
四季の変化を感じられる
植栽管理の仕事であれば、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の静寂と、日本の四季の移ろいを肌で感じられるのもやりがいの1つです。同じ現場でも季節によってまったく違う表情を見せるため、好きな方であれば一年を通して飽きることはありません。
季節ごとの植物の変化に合わせて仕事内容も変わりますので、マンネリ化せず常に新鮮な気持ちで仕事に向き合えるのも利点です。「もうすぐこの花が咲く時期だな」と、カレンダーではなく植物の様子で季節を知るような、風流な感覚はまた格別なのでぜひ挑戦してください。
植栽管理の仕事は未経験でも挑戦できる
植栽管理の仕事は、未経験からでも十分に挑戦できます。最初は道具の名前を覚えたり、草むしりや清掃などの簡単な作業からはじめたり、徐々に植物の知識や剪定技術を学んでいけば大丈夫です。基本的に現場ではチームで動くため、分からない仕事があればすぐに先輩に聞ける環境が整っています。
難しく考えずに、「植物が好き」、「体を動かすのが好き」という気持ちさえあれば、技術は後から自然とついてくるものです。異業種から転職して活躍している方もたくさんいますので、興味がある方はぜひ一歩踏み出してみてください。
エスシーエスでは未経験の方も大歓迎

私たち株式会社エスシーエスは、清掃業務や設備管理、そして今回紹介したような植栽管理などを通じて、お客様に快適な空間を提供する会社です。
「快適空間を創造する会社として、従業員にも快適でありたい」という想いのもと、働くスタッフ1人ひとりが自分らしく、安心して働ける環境づくりに力を入れています。そのため、キケンな高所作業の強制や、ツラい深夜作業などはなく、ライフワークバランスを大切にできる職場です。
大手管理会社様との取引も多く、おかげさまで業績も安定しており、長く腰を据えて働きたい方にはぴったりの環境だと自負しています。未経験の方も大歓迎ですので、もし私たちの仕事に興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にご応募ください!
まとめ
植栽管理は、街の景観を守り、人に癒やしを提供するやりがいのある仕事です。未経験からでも学びながら成長できる環境がありますし、専門的な知識や技術は後からでも身につけられます。
自然と触れ合いながら、四季を感じ、お客様からの「ありがとう」を力に変えて働けるこの仕事。あなたも、緑のプロとして新しい一歩を踏み出してみませんか?
