- 本当に未経験でも大丈夫?
- 掃除の仕事ってすごくきつい?
ハウスクリーニングは未経験からスタートできる一方で、こうした不安を抱える方も少なくありません。ときには、「きつい・大変・辞めたい」などの言葉を目の当たりにした方もいるでしょう。
そこで今回は、ハウスクリーニングの仕事は本当にきついのか、大変さやリアルな給料事情、将来性について包み隠さずお話しします。ぜひ、これからのキャリア選びの参考にしてください。
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ハウスクリーニングの仕事はきつい?
結論からいうとハウスクリーニングの仕事が必ずしも「きつい」とは限りません。もちろん、楽な仕事内容ばかりではありませんし、一部にはとてもハードな現場があるのも事実です。
しかし、仕事のきつさは担当する現場の種類や内容によって異なります。毎回のように、テレビ番組などで見かけるような『ゴミ屋敷や汚れがひどい現場』ばかりを扱うわけではありません。
マンションの退去後の空室清掃や、ビルの共用部清掃といった、比較的汚れが軽度でルーチンワークに近い現場も数多く存在しています。
ハウスクリーニングで大変なことは何ですか?
ハウスクリーニングで大変なのは、だれが見ても「きれいだ」と仕上げることです。プロとしてお金をいただく以上、納得できる状態に仕上げる責任があります。
この責任は、ハウスクリーニングという仕事のプレッシャーでもあり、同時にやりがいとも表裏一体の関係です。具体的に大変だと感じる場面には、以下のようなものが挙げられます。
- 清掃用具・機器の移動
- 時間の制約
- 頑固な汚れとの戦い
きつい・大変だと感じるかもしれませんが、この苦難を乗り越えたときの達成感は格別です。
ハウスクリーニングの仕事がきついといわれる6つの理由

ハウスクリーニングの仕事がきついといわれる理由は、主に以下が挙げられます。
ハウスクリーニングの仕事がきついといわれる6つの理由
- 思ったより力仕事があるから
- 細かい手作業も実は多いから
- 業務につきものな腰痛に悩むから
- 想像以上に臭いがきついから
- 暑さが耐え難いから
- 繁忙期は忙しいから
思ったより力仕事があるから
ハウスクリーニングの掃除というと軽い運動のように思えるかもしれませんが、実はしっかりとした肉体労働の側面があります。具体的には、以下のとおりです。
- 10kg以上ある荷物の運び出し
- 掃除で出たゴミの移動
- 掃除のための家具移動
プロが使用する清掃機材や洗剤の入ったボトルは重量があり、現場への搬入出だけで汗だくになる現場も珍しくありません。もちろん、掃除するだけという現場もありますが、きつい力作業はどうしても必要です。
細かい手作業も実は多いから
広い床面などは機械を使って一気に洗浄できますが、機械が入らない場所のハウスクリーニングではすべて人の手できれいにします。例えば、窓のサッシの溝や、トイレの便器の裏側、照明器具の細部などは、指先や小さなブラシを使って根気よく汚れを落とさなければなりません。
こういった「あと数センチ」の汚れをどこまで徹底できるかがプロの腕の見せ所でもありますが、同時にきついと感じる方もいます。小さな隙間まで完璧にきれいにしようと考えれば考えるほど、地道な手作業の時間は少しずつ増えていくのです。
業務につきものな腰痛に悩むから
ハウスクリーニングの作業中には、低い姿勢を長時間キープしなければならない場面がしばしばあります。浴室の床を磨くときや、キッチンの下の収納を掃除するときなど、しゃがみこんだり中腰になったりする姿勢は意外にきついです。
ほかにも、汚れが飛び散らないように養生シートを貼る作業や、最後にそれを剥がす作業の際にも、立ったり座ったりを繰り返すため体へ負担がかかります。日ごろからストレッチをするなど、体のケアを意識しないと腰を痛めてしまうかもしれません。
想像以上に臭いがきついから
ハウスクリーニングの現場によっては、思っている以上に汚れており、強烈な臭いが発生しているケースにも遭遇します。長期間掃除していない換気扇の油汚れの酸化した臭いや、排水溝からの下水の臭いなどが代表的です。
ごく稀なケースですが、いわゆる汚部屋やゴミ屋敷のような現場では、腐敗臭がマスクを突き抜けてくるといったケースもあります。最初は衝撃を受けるかもしれませんが、作業が進んできれいになるにつれて臭いも消えていくため、そこに喜びを感じるスタッフもいます。
暑さが耐え難いから
ハウスクリーニングでは、空室清掃などの場合、電気が通っていない、あるいはエアコンを設置していない状態で作業をする現場も少なからずあります。真夏の締め切った室内で、体を動かして掃除をするのは、サウナの中にいるような過酷な環境です。
屋外での窓拭きやベランダ清掃なども、直射日光を浴びながら行うのであればきつい仕事です。もちろん、企業も努力はしているものの、一定の大変さはどうしても屋外作業からもちらほら話に上がります。
繁忙期は忙しいから
ハウスクリーニングの仕事は、一年のなかで依頼が集中して忙しくなる繁忙期もきついと感じやすいタイミングです。具体的には、以下のようなタイミングに忙しくなります。
- 新生活がはじまる前の引越しシーズンである3月から4月
- 年末の大掃除シーズン
- 気候が良くエアコンを使わなくなる秋の時期
繁忙期には、一日に複数の現場を回ったり、連勤が続いたりと意外に体力勝負になります。慣れてしまえば平気ですが、最初のうちは苦労するかもしれません。
そもそもハウスクリーニングとは
ハウスクリーニングとは、専門的な知識と技術を持ったプロが、専用の機材や洗剤を駆使して住宅を隅々まで清掃するサービスのことです。
対象となるのは、現在お住まいのマンションや一戸建て住宅の水回りやエアコンだけではありません。賃貸物件の入退去時に行う空室清掃や、リフォーム工事が完了したあとに行う引き渡し前の清掃など多岐にわたります。
ハウスクリーニングと家事代行の違い
よく混同されやすいですが、ハウスクリーニングと家事代行サービスは、目的や作業内容が異なります。日常の掃除では落としきれない頑固な汚れを落とし、新品に近い状態まで回復するのがハウスクリーニングの役割です。
家事代行はあくまで日常的な掃除や洗濯を「代わりに行う」もので、家庭にある一般的な道具を使用するのが基本です。一方、ハウスクリーニングは「汚れを徹底的に落とす」のを目的とし、業務用の高圧洗浄機や洗剤を使用します。
ハウスクリーニングの6つの仕事内容

ハウスクリーニングの仕事内容は、主に以下の6つです。
ハウスクリーニングの仕事内容
- エアコンクリーニング
- 浴室クリーニング
- キッチンクリーニング
- トイレクリーニング
- バルコニーの清掃
- 部屋の清掃作業
エアコンクリーニング
エアコンクリーニングは、近年需要が高まっているハウスクリーニングでも人気メニューのひとつです。作業としては、まずエアコンのカバーやフィルターを分解し、周囲が汚れないように専用のシートでしっかりと養生を行います。
その後、高圧洗浄機を使って内部の熱交換器やファンに付着したカビやホコリを根こそぎ洗い流します。嫌なニオイが消えるだけでなく、冷暖房の効率もアップしてお客様に大変喜ばれる仕事です。
浴室クリーニング
浴室は、水垢、石鹸カス、カビなど、性質の異なる汚れが混在しているため、ハウスクリーニングのプロの知識を試す場所です。それぞれの汚れに合った専用の洗剤を使いわけ、浴槽のエプロン内部や天井、排水溝の奥まで徹底的に洗浄します。
もちろん、鏡についた白いウロコ状の水垢は簡単に落ちませんが、プロの研磨技術でピカピカに仕上げます。湿気が多くカビやすい場所だからこそ、ハウスクリーニング後の清潔感は一目瞭然です。
キッチンクリーニング
キッチンクリーニングの敵は、長年蓄積して固まってしまった頑固な油汚れです。ハウスクリーニングでは、換気扇(レンジフード)は可能な限り部品を分解し、専用の洗剤に浸け置きしてベトベトの油を溶かして除去します。
また、ガスコンロの焦げ付きや、シンクの水垢も丁寧に磨き上げ、ステンレス本来の輝きを取り戻します。毎日使う場所だからこそ、「きれいになったから料理をするのが楽しみ」といっていただける現場もあります。
トイレクリーニング
トイレは狭い空間ですが、実は細かな作業が求められる場所でもあります。以下の汚れは、市販の洗剤ではなかなか落ちません。
- 便器のふちの裏側
- 温水洗浄便座のノズル周辺にこびりついた尿石汚れ
ハウスクリーニングでは酸性の洗剤や専用の道具を使って削り落とし、陶器を傷つけないように磨き上げて嫌なニオイの元を断ちます。意外にホコリが溜まりやすい換気扇や、壁や床の拭き上げも行うため根気のいる仕事です。
バルコニーの清掃
バルコニーやベランダは常に雨風にさらされ、土砂や排気ガスの汚れ、枯れ葉などが溜まりやすい場所です。ハウスクリーニングでは、デッキブラシでこすったり、高圧洗浄機を使用したりして、床面の黒ずみや苔を一気に洗い流します。
排水溝が詰まっている場合、水漏れの原因にもなるため泥やゴミを取り除いて水はけを良くするケースも少なくありません。バルコニーに面している窓ガラスや網戸もあわせて清掃できれば、部屋のなかからの景色も明るくなるとお客様も大変喜ばれます。
部屋の清掃作業
ハウスクリーニングの部屋の清掃では、普段の手の届かない場所まで目を配り、ホコリや汚れを除去して快適な住空間を作ります。主に、以下のような箇所をトータルできれいにします。
- エアコン
- 窓ガラス
- 照明器具
- フローリング(カーペット)
退去後の空室清掃などでは、次の入居者様が気持ちよく住めるようにしなければなりません。言葉だけで見れば簡単に聞こえますが、細やかな気配りが必要な作業です。
ハウスクリーニングに必要な資格
ハウスクリーニングの仕事をはじめるにあたって、必ず持っていなければならない特別な資格はありません。「ハウスクリーニング技能士」という国家資格は存在しますが、あくまで技術の証明として取得するものです。
そのため、未経験の方でも、その身ひとつですぐに応募して働きはじめられます。ちなみに、「ハウスクリーニング技能士」は受験するだけで「3年以上の実務経験」が必須です。

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ハウスクリーニングの仕事が向いている人の特徴
ハウスクリーニングの仕事が向いている人の特徴は、以下が挙げられます。
ハウスクリーニングの仕事が向いている人
・きれい好きな人
・几帳面な人
・体力に自信がある人
・人とのコミュニケーションが好きな人
・手に職をつけたい人
お客様の生活空間に入り込んで作業をするため、技術だけでなく人柄も大切です。黙々と作業をする人も向いていますが、基本的には「だれかのためにきれいにしたい」という気持ちが強い人だと活躍しやすいです。
向いていない人の特徴
ハウスクリーニングの仕事が向いていない人の特徴は、以下のとおりです。
ハウスクリーニングの仕事が向いていない人
・汚れが気にならない人
・大雑把な人
・体力に不安がある人
汚れに対して鈍感だったり、細かい作業が苦手だったりする人は、仕事をしていてストレスを感じるかもしれません。お客様はプロとしての仕上がりを期待しているため、「これくらいでいいや」という気持ちは捨てましょう。
ハウスクリーニングの気になる給料・年収事情

ハウスクリーニング業界の平均的な年収は約388万円(※1)、パート・アルバイトの平均時給は約1,199円といわれています。日本の平均給与は約461万円(※2)ですので、やや低く感じるかもしれません。
とはいえ、高い年収を得られる業種を含む統計ですし、特定の資格を取得しなくてもスタートできるハードルの低さは他の追随を許しません。弊社エスシーエスだと、未経験からのスタートで月給25万円以上からです。
みなし残業代を含んだ金額ですが、超過分はしっかり全額支給しますし、資格手当や皆勤手当なども別途支給します。変形労働時間制ではありますが、夏季休暇や年末年始もしっかりとお休みを取れる環境です。
仕事がない?ハウスクリーニングの将来性
「ハウスクリーニングの仕事って将来なくなるんじゃないの?」と心配する方もいるかもしれませんが、市場規模は拡大傾向にあります。2023年度の生活支援サービス市場(主要5分野計)は5,633億円(※3)で、前年度比104.2%増となっており、2024年度以降にはさらに伸びる見込みです。
共働き世帯の増加や高齢化社会の進行に伴い、「掃除はプロに任せたい」というニーズは年々高まっています。人が生活をする・企業が活動する以上、汚れは必ず発生するため、仕事がなくなるとは考えにくい安定した業界です。
ハウスクリーニングの仕事がおすすめな5つの理由
ハウスクリーニングの仕事がおすすめな理由は、以下の5つです。
ハウスクリーニングの仕事がおすすめな5つの理由
- 未経験からキャリアをスタートできる
- 安定した需要がある
- お客様から感謝される
- 年齢を問わず働ける
- 実生活でも役立つスキルが身につく
未経験からキャリアをスタートできる
ハウスクリーニングは、特別な学歴や職歴が必要なく、未経験からでもプロを目指せる数少ない職種のひとつです。弊社エスシーエスでも、実際に未経験でスタートしたスタッフが多く、最初は先輩について現場を回りながら仕事を覚えています。
マンションやビルの共用部清掃などは現場の形状が似ている場合もあり、コツさえ掴めばスムーズに仕事を進められます。将来的には、現場のリーダーや責任者として、スタッフの管理やお客様対応などのキャリアアップを目指すのも可能です。
安定した需要がある
先ほどもお伝えしたように、ハウスクリーニングや建物の清掃に対する需要は、景気に左右されにくく常に安定しています。個人のお客様からの依頼はもちろん、マンションやビルのオーナー様からの定期的な清掃依頼も途絶えません。
建物がある限り、維持管理するための清掃は欠かせない業務であり、社会的なインフラを守る仕事ともいえます。そのため、一度技術を身につけてしまえば、長く安定して働き続けられるのもおすすめの理由です。
お客様から感謝される
ハウスクリーニングの仕事の魅力・やりがいは、自分たちの仕事の結果が目に見えて分かり、お客様の反応をダイレクトに感じられる点です。汚れていた場所がピカピカになった瞬間のお客様の驚いた顔や、「ありがとう、助かったよ」という言葉は、何よりの報酬です。
直接声をかけていただけると、「また次も頑張ろう!」というモチベーションに繋がりますし、自らの仕事がだれかの役に立っている実感はやりがいになります。
年齢を問わず働ける
ハウスクリーニングの現場では、20代の若手からベテランまで、幅広い年代のスタッフが活躍しています。体力は必要ですが、それ以上に「丁寧に仕上げる」という誠実さや経験がものを言う仕事でもあるからです。
技術を磨き続ければ国家資格を取れますし、年齢を重ねてからも役職を得て長く現場で働き続けられるのです。定年後の再就職先としても人気があり、一生モノのスキルとして活用できるのも魅力です。
実生活でも役立つスキルが身につく
ハウスクリーニングの仕事で学んだ掃除のテクニックや、洗剤に関する知識は、そのまま自らの家の掃除にも活かせます。頑固な汚れの落とし方や、効率よく部屋をきれいにする手順を知っていれば、年末の大掃除も短時間で終わるかもしれません。
また、普段の生活空間をきれいに保てれば、プライベートも快適に過ごせます。働きながら、生活の質を向上できるスキルが自然と身につくのは、この仕事ならではの特権です。
ハウスクリーニングの仕事人として働きませんか?

ここまで読んでいただき、ハウスクリーニングの仕事に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ私たちエスシーエスの一員として一緒に働いてみませんか?未経験の方でも安心してスタートできるよう、丁寧な研修制度やサポート体制を整えています。
平均勤続22年という長く働ける環境で、食いっぱぐれない確かなスキルをこのタイミングから身につけましょう。「身体を動かす仕事が好き」「人に感謝される仕事がしたい」というあなたからのご応募を、心よりお待ちしております。
まとめ
ハウスクリーニングの仕事は、確かに体力的にきつい場面もありますが、それ以上に得られる達成感や将来性が魅力です。未経験からでもはじめやすく、安定した需要があるため、手に職をつけて長く働きたい方にはぴったりの仕事です。
お客様からの「ありがとう」を力に変えて、プロの技術を身につけていく経験はあなた自身の成長にもつながります。少しでも興味が湧いたら、ぜひ業界への一歩を踏み出してください。
ハウスクリーニングの仕事に関するよくある質問(FAQ)
ハウスクリーニングは正社員として働ける?
はい、ハウスクリーニング業界では、正社員としての募集も数多く行われています。最初は契約社員としてのスタートになる場合もありますが、試用期間を経て正社員へ登用するケースが一般的です。
弊社エスシーエスでも正社員を募集しており、社会保険完備はもちろん、昇給や各種手当なども充実しています。長く腰を据えて働きたい方にとっても、安心できる環境ですよ。
ハウスクリーニングの仕事を辞めたいと思う理由は?
ハウスクリーニングの仕事を辞めてしまう人の理由は、以下のようにさまざまです。
- 肉体的な疲労の蓄積
- 収入の不安定さ(フリーランスの場合)
- 顧客対応のストレス
- 汚れや臭いへの抵抗感
不安な方は、深夜・高所作業のない「定期清掃」と安定した経営基盤がある環境を選べば、肉体的な無理や収入の不安なく働き続けられます。
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- 平均給与|国税庁:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2000/menu/03.htm ↩︎
- 住まいと生活支援サービスに関する調査を実施(2024年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3574 ↩︎
