コラム

清掃員の給料・年収は高い?平均相場と高収入を実現する4つの方法

  • 清掃員の仕事に興味があるけれど、給料は実際どれくらいなんだろう?
  • 今、清掃員として働いているけど、将来の年収がちょっと不安…

このように、清掃員の「お金」について気になっている方は少なくありません。実際、巷では低賃金で割に合わないと耳にした方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、清掃員への転職を考えている方や、収入面で迷っている方に向けて、清掃員の給料や年収の具体的な相場を色々なデータをもとに紹介します。高収入を実現する4つの方法にも触れるため、ぜひ最後までご一読ください。

\ 採用情報を公開中です /

エスシーエスの採用情報はこちらから

清掃員の給料・年収の平均相場

清掃員の給与・年収の平均相場は、約250万円から380万円くらいの範囲です。月給に換算すると、約20万円から30万円ほどになります。

職種年収年収
清掃スタッフ(※1約366万円 約30万円
ビル清掃(※2約286.3万円 約20万円
ビルメンテ(※3約258万円 約21.5万円

日本人の平均給与(約461万円 (※4)と比べると、「ちょっと低いかも…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、清掃員のデータには、正社員だけでなくパートやアルバイトとして働く方の数字も含みます。

また、「ビル清掃」や「ビルメンテナンス」など、調査の対象によっても数字が変わってくるので、あくまで1つの目安として捉えてください。

清掃員の時給相場

清掃の仕事は、正社員だけでなく、パートやアルバイトとして自らのライフスタイルに合わせて働く方もたくさんいらっしゃいます。こうした清掃員の時給の相場は、1,150〜1,500円の範囲です

職種時給
清掃スタッフ※1 1,525円
ビル清掃※2 1,179〜1,412円
ビルメンテ※3 1,057円

時給についても年収と同じように、仕事の内容や働く場所、地域によって幅があります。自らの希望する働き方や時間帯によっても時給は変わってくるので、求人情報を見る際はチェックしてください。

清掃員の年収に差がある理由

清掃員の年収に差がある理由

清掃員の年収に差がある理由は、主に以下の3つです。

清掃員の年収に差がある3つの理由

  • 対応領域が違うから
  • 従事先が異なるから
  • 地域差があるから

対応領域が違うから

清掃員の年収に差がある1つ目の理由は、担当する清掃の「領域」が違うためです。一口に清掃といっても、その内容は本当にさまざまで、例えば以下のような領域があります。

  • トイレのみ
  • ゴミ収集系
  • ハウスクリーニング
  • ビルメンテナンス
  • 特殊清掃

例えば、専門的な薬剤の知識や特別な機材、高い技術が必要になる「特殊清掃」や、建物全体の管理も含む「ビルメンテナンス」は、一般的な清掃業務よりも専門性が求められます。

そのため、担当する領域によって求められるスキルが異なり、収入にも反映している傾向にあります。一般的に、特殊な技能を求める職種ほど、給料も高くなりやすいといえるでしょう。

従事先が異なるから

清掃員の年収に差がある2つ目の理由は、清掃を行う「従事先」が異なるからです。皆さんが清掃員として働く場所も、本当に多岐にわたりますので、こちらも例を挙げてみましょう。

  • ビル
  • 空港
  • 病院
  • 新幹線
  • ホテル

例えば、24時間稼働している空港や病院、高い清潔度が求められる新幹線などは、一般的なオフィスビルとはまた違った専門性や、変則的なシフト勤務が求められます。働く場所の規模や特性、求められる清掃のレベルによって仕事の難易度や責任も変わって、年収も変動するのです。

地域差があるから

清掃員の年収に差がある最後の理由は、働く「地域による差」です。 清掃業界に限りませんが、一般的に都市部(例えば東京や大阪など)は、地方と比べて最低賃金が高く設定されています。

物価や家賃が高い分、それを補う形で給与水準も全体的に高くなる傾向があるためです。そのため、まったく同じ清掃の仕事内容であっても、働く地域が異なれば年収にも差は出てきます。

清掃員が高収入を得て年収を高める4つの方法

清掃員が高収入を得て年収を高める方法は、以下の4つです。

清掃員が高収入を得て年収を高める4つの方法

  • 着実に役職を目指す
  • 資格を取得する
  • 副業・掛け持ちを増やす
  • 独立・起業する

着実に役職を目指す

清掃員が高収入を得て年収を高めるのであれば、「会社の中で着実に役職を目指す」という方法が堅実です。清掃員に限らず、どのような会社でも同じかもしれませんが、経験を積んでキャリアアップするのが収入アップの王道です。

最初は現場のスタッフ(アルバイトや正社員)からスタートし、経験を積んでチームをまとめる主任、さらに複数の現場やスタッフを管理する部長といった道筋があります。もちろん、役職が上がれば責任も増えますが、その分、役職手当などが付いて給料や年収も上がっていきます。

資格を取得する

清掃員として高収入を得るのであれば、年収を底上げできる清掃に関連する資格の取得も方法の1つです。清掃の仕事には、専門的な知識や技術を証明してくれる以下のような資格があります。

  • ビルクリーニング技能士(国家資格)
  • 清掃作業監督者
  • 建築物環境衛生管理技術者(国家資格)

資格を取得すると、会社から資格手当が支給されたり、より専門性が高く責任のある仕事を任されたりする可能性が高まります。

会社によっては、資格を取るための費用をサポートしてくれる制度(資格取得支援制度)を設けているところもあります。自らのスキルを証明し、収入アップにもつなげられるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

副業・掛け持ちを増やす

清掃員の仕事をスポットで受けたり、時間に余裕があったりする方であれば、副業や掛け持ち、いわゆる「Wワーク」をするという方法も有効です

清掃の仕事は、早朝の数時間だけ、あるいは夕方から夜にかけて、といったように勤務時間が特定の時間帯に集中しているケースも少なくありません。本業の空いた時間を上手に活用して、別の清掃現場や、まったく違う業種の仕事を掛け持ちできれば年収を高められます。

独立・起業する

最後は少しハードルが高いですが、清掃員として独立・起業する方法も手段の1つです。これまで紹介した3つの方法とは違い、自分で営業活動をして仕事を取り、場合によっては従業員を雇って経営も行わなければなりません。

会社員時代とは比べ物にならない責任やリスクも伴いますが、もし事業がうまくいけば「年収の上限がなくなる」というのが魅力です。もっともリターンが期待できる方法ですが、清掃スキルだけでなく経営者としての能力も求められる、覚悟のいる道でもあります。

清掃員に向いている人の特徴

清掃員に向いている人の特徴

清掃員の仕事に向いているのは、以下のような人です

  • 細かい所に気が付く人
  • 体を動かすのが好きな人
  • コツコツと作業するのが得意な人
  • 決まったルールや手順を守れる人
  • 早起きが得意な人(現場によっては早朝勤務が多いため)

簡単にまとめると、「真面目にコツコツと、決められた内容を丁寧にやり遂げられる人」が清掃員にはぴったりです。派手なパフォーマンスよりも、小さな汚れも見逃さないような細やかな気配りや、地道な作業をいとわない誠実さが大切です。

じっとしているよりも、適度に体を動かしながら働くのが好きという方にも向いています。任された場所を責任もってキレイにする、そんな「縁の下の力持ち」タイプの方にこそ輝ける仕事です。

清掃員のやりがいや魅力

清掃員の仕事には、ほかでは味わえないたくさんの「やりがい」や「魅力」があります。一番分かりやすいのは、掃除した場所がピカピカになっていくのを、目に見えて実感できる「達成感」です。

そして、建物の利用者さんから「いつも綺麗にしてくれてありがとう」と直接感謝の言葉をいただける現場もあり、思った以上に大きなやりがいにつながります。清掃は社会の「当たり前の快適さ」を支えるためになくてはならない仕事なので、安定して長く働けるという点も魅力です。

着実に給料・年収の高い清掃員を目指すならSCSへ

清掃員を目指すならSCSへ

もしあなたが、「安定した環境で、着実にキャリアアップしながら年収を高めていきたい」とお考えなら、私たちエスシーエス(SCS)で一緒に働いてみませんか?

スタッフの皆さんが安心して長く働けるよう、明確なキャリアアップの道筋をしっかりと用意しています

清掃員の年収モデルケース

  • 入社1年目(25歳):月収 258,000円 × 12か月 = 3,096,000円
  • 入社5年目(主任・30歳):月収 305,000円 × 12か月 = 3,660,000円
  • 入社10年目(部長・35歳):月収 385,000円 × 12か月 = 4,620,000円

また、資格取得支援制度や、ドライバー手当、日曜出勤手当、皆勤手当、資格手当といった豊富な手当も、あなたの頑張りをしっかり給与に反映する仕組みもあります。

収入だけじゃない!「快適」な働き方を実現できる理由

もちろん、お給料が良くても、働き方が厳しければ長く続けるのは難しいはずです。 エスシーエスは「快適空間を創造する会社として、従業員にも快適でありたい」と本気で考えています。

キケンな高所作業や、ツラい深夜におよぶ作業は一切ありませんし、清掃する現場も空調の効いた大型オフィスビルや最新の商業施設が中心です

実際に、従業員の職場満足度は89%と高く、社員の平均勤続年数は22年、パートさんでも20年勤続のベテランがいるほど、定着率が良いのが自慢です。あなたからのご連絡を、心よりお待ちしています!

>>エスシーエスの採用情報を見てみる

まとめ

清掃員の年収は、働き方や担当領域、働く場所によって幅がありますが、決して「稼げない仕事」ではありません。会社の中で役職を目指したり、資格を取ったり、あるいは独立・起業したりと、頑張り次第で収入を高めていける道筋もしっかりとあります。

何より、真面目にコツコツと取り組む姿勢が評価され、お客様からの「ありがとう」という言葉や、目に見えてキレイになる達成感が得られる、とてもやりがいのある仕事です。

もし、あなたが「安定した環境で、着実にキャリアアップしながら収入も高めたい」と少しでも感じていただけたら、ぜひ私たちエスシーエス(SCS)の採用ページをのぞいてみませんか?私たちと一緒に、清掃のプロフェッショナルを目指しましょう。

>>エスシーエスの採用情報を見てみる

清掃員の年収に関するよくある質問(FAQ)

清掃員はやめとけって本当?

いいえ、「清掃員はやめとけ」とよくいわれますが、実際はぜひ興味があれば挑戦をおすすめします

働く現場や会社によって環境は異なりますし、例えば私たちが担当するようなオフィスビルは、空調が効いた快適な環境で作業できるケースがほとんどです。景気の影響を受けにくく需要が安定しており、お客様から「ありがとう」と直接感謝を受けられるやりがいのある仕事です。

清掃員は高時給ですか?

いいえ、清掃員の時給が「高いか」、「低いか」は、残念ながら一概にはいい切れません。働く地域や、担当する業務内容(例えば、専門的な機械を使うか、深夜や早朝の勤務かなど)によって時給は変動するからです。ほかの業種と比べて特別に高いとはいえないかもしれませんが、未経験からでもスタートしやすいのは独自の魅力です。

清掃員は年収500万円を目指せる?

はい、清掃員として年収500万円を目指すことは、十分に可能です。例えば、私たちエスシーエス(SCS)の例では、入社10年目の部長クラスで年収460万円を超えており、年収500万円はもう手の届く範囲にあります。また、独立・起業するという道を選べば、ご自身の頑張り次第で500万円を超える年収も可能です。

清掃員は年収1,000万円を目指せる?

いいえ、正社員として会社に勤務しながら年収1,000万円を目指すのは、清掃業界に限った話ではなく、ハードルが高いというのが正直なところです。もっとも現実的な方法であれば、独立・起業がメインです。

ちなみに、海外の清掃員の平均年収は1,000万円以上という話もありますが、アメリカ労働統計局(BLS(※5)では約540万円(1ドル150円換算)でした。あくまでも、働き方や実績次第のようです。

参考・出典

  1. 求人ボックス 給料ナビ(清掃スタッフの年収・時給)
    https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E6%B8%85%E6%8E%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%E8%B3%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6 ↩︎
  2. 職業情報提供サイト(日本版O-NET)(ビル清掃)
    https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/97 ↩︎
  3. 公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会(ビルメンテナンス業の経営・雇用動向)
    https://www.j-bma.or.jp/data/105023 ↩︎
  4. 国税庁(令和2年分民間給与実態統計調査)
    https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2000/menu/03.htm ↩︎
  5. U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS(Janitors and Building Cleaners)
    https://www.bls.gov/ooh/building-and-grounds-cleaning/janitors-and-building-cleaners.htm ↩︎